早口言葉
「向こうの竹垣に竹立てかけた」という日本の早口言葉のようにポーランド語にも言いにくい発音の練習があります。
そんな例として、
W Szczebrzeszynie chrząszcz brzmi w trzcinie i Szczebrzeszyn z tego słynieなどの成句があります。
「Szczebrzeszyn」の読み方はシュチェブジェシン、「chrząszcz」はションシチ、「brzmi」はブジュミ、そして「trzcinie」はツチニェと読まれています。その成句の意味は「Szczebrzeszyn」市のヨシで甲虫が音をたてるという理由で「Szczebrzeszyn」は有名になったという意味です。
以上に述べた、舌をかみそうな成句は子供むけの詩に由来し、実際には特別な意味を持っていませんが、難しい発音のおかげでその文章を早口に話すのは特に若者の駄洒落遊びの一つになってきました。
その他の例は
Wyindywidualizowaliśmy się z rozentuzjazmowanego tłumuという成句です。
日本語で読んでみると「ヴィインヂヴィヅアリゾワリシミ シェ ズ ロズエンツズヤズモワネゴ ツウム」になります。その意味は「私達は熱狂している群集から孤立した」を表します。
ポーランド語の舌をかみそうな言葉について話すと、この一つを忘れてはいけません。それは
W czasie suszy szosa suchaという文章です。
読み方は
ウ チャシエ スシ ショサ スハで、日本語に翻訳すると「渇水の時道路が乾いている」という意味を表します。一見簡単ですが、早口に話して見れば、可笑しく、言いにくくなります。
駄洒落
ポーランド語には二つの意味を持っている言葉は日本語ほど多くないですが、駄洒落を思い付くのは希ではありません。例は以下のようになります。
例1: Kupił facet samochód i się na tym przejechał.
直訳: ある男の人は車を買い、それに乗った。
意訳: ある男の人は車を買ったが、それは損な取引だった。
二つの意味を持つ動詞:przejechać
例2: Wychodzi facet na balkon i widzi ze z góry wióry lecą. Idzie na górę, a tam sąsiad struga wariata.
直訳: ある男がバルコニーに出ると、上から落ちてくるかんなくずが見えたので、 階段を上がったら、狂人を削っている隣人を見た。
意訳: ある男がバルコニーに出ると、上から落ちてくるかんなくずが見えたので、階段を上がったら、狂人か、何も分からない人のように振舞っている隣人を見た。
二つの意味を持つ動詞:strugać wariata
例3: Siedział żołnierz w okopie i coś mu do głowy strzeliło.
直訳: 塹壕に座る兵士は、頭を撃たれた。
意訳: 塹壕に座る兵士の頭に馬鹿な考えが浮かんだ。
二つの意味を持つ慣用語:strzelić do głowy
例: Wyrżnął astronom w słup głową i wszystkie gwiazdy zobaczył.
直訳: 天文学者は頭を柱にぶつけ、全ての星を見た。
意訳: 天文学者は頭を柱で打ち、頭がフラフラしていた。
二つの意味を持つ慣用語:zobaczyć gwiazdy