自己紹介をしましょう! ミハウ


皆さん、はじめまして。

ミハウと申します。

 私はヴァウブジフ(Wałbrzych)という町に生まれました。ヴァウブジフは大学のあるポズナニからおよそ250キロぐらい離れた南西ポーランドに位置しています。青い草木が茂ったグーリ・ヴァブジスキエ(Góry Wałbrzyskie)という連峰に囲まれ、昔から「青い山の町」と言われてきました。ただ、ヘウミエッツ山(Chełmiec)というここの最高峰は高さが約850メートルしかありませんので、日本アルプスのような連峰とは比べ物になりません。むしろ「青い坂の町」と呼んでもいいのでないかと、日本人の皆さんは思うでしょうが、ポーランドではそのような高さの山はかなり大きいですよ。

「青い山の町」
 昔、ヴァウブジフは石炭がが掘られる炭鉱が非常に多く、18世紀から 300年間にわたって石炭鉱業が繁栄する町でしたが、21世紀のはじめから、ここの自治体はヴァウブジフをポーランドの「未知」の土地として国内で宣伝するように努力しています。ヴァウブジフにきた観光客は、クションシュ城(Zamek Książ)というポーランドで3番目の大きな城、パルミアルニア(Palmiarnia)という世界のあらゆる隅々からの植物や草木を観賞できる植物園、シュチャフノ・ズドルーイ(Szczawno Zdrój)というヴァウブジフに隣り合う保養地といったところで楽しく時間を過ごすことができます。そして、日本人から見ておもしろいかもしれませんが、ヴァウブジフにはトヨタのエンジン工場が建設されましたので、街を歩いたり、スーパーで買物をしたりする時、日本人に出会うのは珍しくないです。
クションシュ城
パルミアルニア
シュチャフノ・ズドルーイ
それでは皆さん、期間があったら、「青い山の町」のヴァウブジフにぜひ来てください。

次に、自分の趣味についてお話ししたい思います。私が好きなことには、三つの大事なことがあります。

その一つ目は映画なのです。映画館でも 、家でも、時間さえあれば、映画をよく観ます。たくさんの人にとって、映画を観ることは主に娯楽という意味をしますが、私の場合は、そればかりでなく、人間とその人生についていろいろ考えさせ、世界観を広める方法でもあります。ですから、コメディのようなやさしい映画だけでなく、真面目なドラマ映画といった作品もよく見ます。大好きな監督といえば、やはり一人だけを指すのは難しいのですが、確かにソ連のアンドレイ・タルコフスキーに絶大な敬意を払っています。また、映画の鑑賞だけでなく、その撮影と制作にも興味を持っています。高校生の時から友達と一緒に映画を作っており、アマチュアとして活躍しています。いうまでもなく、プロ並みではありませんが、この経験を通じて得たものは極めて貴重だと思います。脚本の書き方、照明の使い方、場面の構成などの細かなニュアンスの重大さがわかり、映画の撮影や制作についての知識を深めただけでなく、映画の鑑賞する感覚も鋭くなりました。

 仕事中のアンドレイ・タルコフスキー
 二つ目は音楽なのです。音楽を聞くというのは、道を歩いたり、トラムに乗ったり、買物したり、宿題をやったり、本を読んだりする日常生活の背景という意味をします。しかし、音楽が背景になるからといって、別に何でもいいというわけではありません。どんな音楽を聞くかは、今やっていること、自分の気分ち、天気などによっても違います。音楽はそ瞬間にぴったり調和しなければならないと思うからです。少しおかしいでしょうね。しかし、とこには、自分のCDの中で聞きたい音楽を選ぶとき、「このCDがやさしすぎるんだ」、「このCDがやっぱり今日の天気に合わないんだねえ」というふうに選択に迷い、結局何も聞かなくなってしまいます。そのとき、私自身も「聞いている音楽はその瞬間かにぴったり合わなければならない」という態度が面倒じゃないかと思うことがあります。(笑)

最後の好きなことは情報技術なのです。昔からウェブディザイン、写真と映画の編集などに少し興味が持ってきましたが、最近とくに興味深くなったのはコンピュータと視覚芸術の関係です。たとえば、コンサートのとき、コンピュータを使ってライブで音楽とビデオを組み合わせることは、とても印象的であり、大変な魅力のある雰囲気を醸し出します。その雰囲気を味わいたい方は必ず以下のビデオを見てください。


以上です。

それでは、よろしくお願いします。